今ごらんになっている皆さんは、北海道に行くとしたらその交通手段は何ですか?おそらく北東北に住んでいる方でない限り、ほとんど「飛行機」と答えるでしょうね。そして新千歳空港に向かう方がその大部分のはず。
しかし、かつてはほとんどの人が青函連絡船で函館に入っていました。そう、函館は北海道の玄関口として発展してきた町です。また、幕末に海外に向けて開かれた港として、異国情緒あふれる街になっています。
「港町函館」の面影は、赤れんが造りの倉庫や、函館駅のそばに係留されている青函連絡船など至る所にあります。また、函館山のすそ野に位置する元町近辺にはロシア正教やカトリックの教会が建っている他、戊辰戦争で有名な五稜郭など、見て回るところに事欠かない場所です。
地図を見るとわかりますが、函館は半島になっており、その半島の突端にあるのが、函館山です。「100万ドルの夜景」といわれる函館の夜景は、この山の上から眺めます。
なかの印象は「とにかく、きれい」の一言に尽きます。ハイシーズンしか行ったことがないので、観光客が多く騒々しいのがちょっと残念でしたが、うまく自分の居場所を確保できれば、後は時間の許す限り眺めていたくなります。行くまでは、「ただの夜景」ぐらいにしか思っていませんでしたが、今では機会があれば何度でも行きたいと思うぐらいのおすすめスポットです。
夏でも、北海道の山の上ですので、寒いことがあります。羽織るものがあったほうがいいでしょう。下界よりも一枚多めに用意しましょう。あと、バスは山頂にいられる時間が決まっていますので、「思う存分、眺めていたい!」という方はロープウェイがいいでしょう。マイカーは、4月から10月までは進入禁止です。
交通:函館駅前から函館山登山バス又は元町から函館山ロープウェイ
函館山のすそ野に位置し、教会や歴史的建造物が残る一角。港へと続く石畳の坂道は、よくテレビなどにも出てきます。
交通:函館駅前からバスで元町又は市電「ドック前」行きに乗り末広町下車
カトリック元町教会 | 函館ハリストス正教会 |
元町公園より函館港を望む |