小海線の旅

 小海線は、山梨県の小淵沢から長野県の小諸までを結ぶ78.9kmの路線です。
 「八ヶ岳高原線」という愛称が付けられているとおり、八ヶ岳のふもとを走り途中にはJRの鉄道線でもっとも標高の高い地点(標高1375m)のを通過するほか、標高1345.67mの野辺山駅を筆頭に、JRで標高の高い駅ベスト1から9までを独占というまさに高原列車です。

車窓の風景
清里駅ホームの看板
清里駅

 小淵沢から清里への車窓は、八ヶ岳はほとんど見えないものの、林の中を走り、そこここに別荘が見えたりして、高原ムードが高まってきます。ここから信濃川上あたりまでがもっとも高原ムードを感じられる車窓でした。
 行ったときは雲がかかっていて八ヶ岳が見えませんでしたが、八ヶ岳まで見渡せればもっと素晴らしい景色が楽しめそうです。
 沿線の観光地と言えば、なんと言っても高原の避暑地として、知られている清里でしょう。私も、清里で途中下車してみました。駅前は、土産物店や衣料品店、おまけに某芸能人の漬け物屋があったりして、まさに「観光地」という感じでしたが、ちょっと駅の裏手に回って森の中のサイクリング道路を歩いてみると、木立を吹き抜ける高原の空気がとても気持ちよく感じられました。駅前でレンタサイクルがあるので借りて巡ってみてはいかがでしょうか?ただ、八ヶ岳の裾野だけあって、坂が多いのでそのつもりで・・・・。

清里駅前
清里駅前の時計台(左の白い建物は駐在所)

 清里駅を過ぎると、列車はJR最高点を目指してさらに登ります。進行方向向かって左側に、大きな石の記念碑が見えます。列車だと一瞬なので見逃さないように。もう少し進むと右手に野辺山の電波望遠鏡が見えてきます。
 清里の次が、JRでもっとも標高の高い駅である野辺山です。清里よりは車窓からの視界が開けているように感じました。
 野辺山を過ぎて何駅か行くと、列車は一旦山あいに入り高原列車的な雰囲気はだんだん無くなってきますが、しばらく行くと信濃盆地を見渡せ、また右手には浅間山が望めるようになるなど、変化に富んだ車窓が楽しめます。

旅先案内Indexに戻る
トップページに戻る