番外編〜スイス鉄道の旅〜

第2日目 ルガーノ→ティラノ→サンモリッツ

 時差を利用(?)してゆっくり寝ることができた、ヨーロッパ最初の夜。おかげで、朝はすっきりと起きることができました。
 朝食を食べ、怪しげな英語を操って、何とかタクシーを呼んでもらい、ルガーノ駅へ。
 今日から、いよいよ鉄道旅行の日々が始まるのです。
 ホテル前の光景。日差しが何となく地中海側のような気がしませんか?
他の町でも晴れた日はありましたが、こういう明るい日差しはここだけだったように思います。
 上の写真がSBB(スイス国鉄)のルガーノ駅。スイスはドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4つの言語圏があり、それぞれ地方色が豊かです。駅の様式も(このときは知りませんでしたが)地方色豊かでなかなか楽しめます。
 ルガーノ駅の地下にあるケーブルカーの駅。ルガーノは、ルガーノ湖畔の町で、駅はかなり高い位置にあります。町の中心に降りるには、ケーブルカーで行くのが便利。(らしい・・・・。実は、行程の関係でルガーノは観光無しなのです。)バスの中から少し見ましたが、イタリア語圏らしい、明るい町並みが印象的でした。機会があれば次回は連泊で市内観光をしたいものです。
 ルガーノからは、ベルニナ急行接続専用バス「ベルニナバス」に乗って、ティラノへ向かいます。ルガーノの町を出ると、バスは国境を越えてイタリアへ。ベルニナ急行の始発であるティラノはイタリア国内にあるのです。
 国境の検問所はどういう風に通るのかと思っていましたが、この日のベルニナバスは、そのまま通過。毎日のことなので特に気にしないのでしょうか。
 途中、イタリアのコモ湖畔で一休み(左下の写真)。奥に見えるのがコモ湖です。
 ベルニナバスの終点、ティラノ駅前。駅前には、イタリア料理店とジェラート屋さんがありました。イタリア料理店で昼食。味は良かったですが、店員はちょっと・・・・。仕事そっちのけで、通りすがる若い女性すべてに声をかけていました。別にナンパというわけではなく、一種の習慣なのかもしれませんが、客の注文を忘れてしまっては・・・・。一方で、日本人の若い女性二人連れにはしっかり応対しているし。恐れ入りました、イタリア人。でも、チップは当然無しですよ(笑)。
ちなみに、お値段は日本よりは安かったように思います。ジェラート屋さんは1つ1ユーロ。
 写真に写っているのは筆者です。
 上段の写真がイタリア国鉄のティラノ駅。工事中でした。ここは普通列車しかないようです。
 そして、下の写真がRhb(レーティッシュ鉄道)のティラノ駅。ここからベルニナ急行は出発します。鉄道に乗る人は、ここが事実上の国境になるので、駅を入るとすぐに検問所があってパスポートの提示を求められました。
 実際の配置は、正面にイタリア国鉄、その右側に直角にRhbがあります。写真に同じ赤い小型車が写っているので、そこから位置関係は想像してください。 
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