新藤原から、列車は野岩鉄道へ入ります。列車は山間に入り、トンネルや橋が増えてきたり、ほとんど見かけなかった雪が一面に広がって、東京からかなり遠くに来たことを実感する景色が車窓を過ぎていきます。
あとで聞いたことですが、前日に雪が降っていたと言うことでした。もっとも、10cm以上積もっているということはなく、数センチうっすらと雪化粧をしたという感じでした。
車内は乗客の乗り降りも少なく、窓から差し込む日差しを浴びて快適な汽車旅を満喫。のんびりとボックスシートの垂直な背もたれに、もたれかかります。
野岩鉄道は、新藤原から会津高原までの30.7kmですが険しい山間を蛇行する
野岩鉄道の車窓から一瞬の景色 |
鬼怒川沿いをかなり直線的に貫いています。そのためか、トンネルと橋の連続でトンネルの中に駅があったり、橋にかかるような形で駅があったり、かなり苦労して建設された路線であることが感じられる路線です。
こういう比較的新しい山間路線は、トンネルが多く車窓が単調になりがちで、野岩鉄道も例外ではありません。でも、その合間の一瞬に見ることが出来る山並みや渓谷美は素晴らしいものがあります。沿線には、平家落人伝説もあるそうですが、なるほどと頷ける険しい地形です。
また、途中駅には川治温泉や湯西川温泉もあり、鬼怒川温泉よりさらに奥を目指される方はいいかもしれません。
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