只見線への旅(その3)

いよいよ会津!〜会津鉄道

 10:19、会津高原駅に到着。11分間停車して、浅草行き急行「南会津」と行き違います。
 ここは、もう福島県会津地方、福島県に入って最初の駅になります。野岩鉄道と会津鉄道の接続駅なので、もう少し大きい駅を想像していたのですが、島式ホームが1本だけの小さな駅でした。

会津高原駅舎
会津高原駅舎
急行列車と行き違い
浅草行き急行と行き違い

 それでもここは、尾瀬・沼山峠への入口ということもあり、駅前にはドライブインやバスターミナルもある様子。沿線では大きい方に入るでしょう。
 会津高原までの切符までしかもっていなかった私は、待ち時間を利用して駅の窓口で切符を購入。どんな切符かと思っていたら、ぴらぴらのロール紙に打ち出された何の変哲もない切符でした。
 10:49、会津田島駅到着。会津鉄道は、まだまだ続きますが東武鉄道から直通してきた快速列車は、ここが終点です。ホームには、雪が融けきらずに残っています。
 接続する11:06発の会津若松行きは、まだ入線していないので一旦改札を出て待合室で待つようにとの車内放送に従って改札をでて驚きました。とにかく駅がとても大きい!「会津高原観光情報センター」なるものが併設されているとはいえ、とにかく立派です。大きなアーチ型屋根をもった現代風の駅舎と、きれいに整備された駅前ロータリーが、周囲でもひときわ目を引きます。

会津田島駅
とにかく立派な会津田島駅

 待ち時間を利用して、駅前の田島郵便局へ。こちらも最近立て替えたのか、立派な建物でした。ここで、およそ1年ぶりになる旅行貯金をしてちょっと満足(笑)。平日の旅行ならではの楽しみですね。
 観光情報センターで特産品を眺めている間に、改札開始のアナウンス。今度は、会津若松行きディーゼルカー2両編成の2両目に乗り込みます。

会津鉄道気動車
会津若松行きの気動車。2両編成です。
車両後部からの眺め
編成後部からの眺め

 ここからは、山間に開けた平地を下っていくような感じで、ちょっとした盆地のような地形の中を徐々に標高を下げていきます。少しずつ両側に迫っていた山が遠くなっていくのですが、途中の「塔のへつり」付近では、再び両側から山が迫り、川が深い渓谷を刻んでいます。ほんの一瞬ですが、なかなか壮観な景色が車窓に繰り広げられ、私もすいた車内を前後左右に行ったり来たりしてしまいました。
 と、このあたりから早起きのせいか眠気に襲われてきました。あくびを繰り返しつつも何とか耐えていたのですが、会津鉄道最後の駅である西会津に近づくあたりで遂に居眠り・・・・。突然、肩をポンと叩かれて気がつくと、列車はすでに会津若松駅に着いており、降りてゆく乗客の方の一人が起こしてくださったのでした。
 次は、いよいよ今回の旅行最大の目的、只見線です。

会津若松駅
会津若松駅

只見線への旅(その4)へ続く

只見線へ行ってみようかへ
只見線への旅(その1)へ戻る
只見線への旅(その2)へ戻る
只見線への旅(その4)へ
只見線への旅(その5)へ
旅先案内Indexへ戻る
トップページへ戻る