プランニングの基礎その1

 汽車旅に出たいと思ったら、さっそく旅の計画を練りましょう。ここでは、汽車旅はあまりしたことがない、という方のために、プランニングの基礎からご紹介します。

プランニングに必要なもの

 旅に出る場合、事前の資料収集がまず重要です。気の向くまま、あてのない旅というのも、魅力ですがこれは中級クラス以上の人でなければ、ちょっとお勧めできません。やはり最初はある程度の目星をつけていくことが必要です。

ガイドブック

 行き先を決める時にも、決めた後にも、そして旅に出てからも役に立つのがガイドブックです。
 だいたいの行き先を決めたら、その地域のガイドブックを1冊ぐらいは買いましょう。最近では、テーマ別(例えば「関東から近い温泉」といったもの)のものもかなり増えていますので、「こんなところに行きたいのだけれども、それがどこにあるのかわからない」という方には、こちらもお勧めです。
 ガイドブックにもそれぞれの特徴がありますので、少し立ち読みしてから決めるといいでしょう。

時刻表

 汽車旅では、これが特に重要です。まず、大型時刻表を一冊用意しましょう。本屋さんに行くと、携帯に便利な小型、中型の時刻表が多く並んでおり、値段も手頃なのでこちらを選びがちです。しかし、これらの時刻表は、全駅の掲載がないものや、臨時列車が別のページに掲載されていたりするほか、バス路線もごく一部の路線しか掲載されていません。
 その点、JTBまたはJRの大型時刻表は、970円(11年12月現在)と若干高めですが、全駅全列車が掲載されており、また臨時列車もほとんど定期列車と同じページに掲載されているほか、旅行者が利用する主なバス路線や航路(船)、航空路線も多く掲載されていて、便利です。持ち運びには不便ですが、旅に出るときは、必要なページだけをコピーするなどすれば心配ありません。
 また、時刻表は毎月変わっていますので、最新の時刻表を用意しましょう・

その他の情報源

 その他、かなり役に立つのが口コミ情報です。行き先を決めたら、行ったことのある人が身の回りにいないか探してみましょう。穴場スポットや現地で気をつけなければいけないことなど、ガイドブックに載っていない情報が得られる可能性があります。特に、宿の情報は貴重です。
 また、東京近郊の方は地方自治体の東京事務所などにいくと観光パンフレットが置いてあったりする場合があります。
 そして、ガイドブックなどでわからないところは、現地に直接問い合わせてみましょう。「おそらく・・・だろう」というままで行くと、特に時間ぎりぎりの日程を組んだときに思わぬ落とし穴にはまることがあります。
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